カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第66回

清ちゃんのつぶやき(その54)初心者(ペダル)



 前回でペダルの事を書いた。スポーツとして自転車を本格的にやろうとするのであれば専用シューズとペダルはあった方が良い。ただ初めての人であれば、専用シューズをいきなり使うと云うのには抵抗があると思う。ロード専用シューズだと底が曲がらない。一般の歩くため、走るための底が曲がるシューズとは根本的に違う。



 初めにスニーカーで乗ってみたい場合、トゥクリップとストラップの使用をおすすめする。足の位置を固定させる為である。その時、ストラップは締めつけないようにしたい。スニーカーの場合、締め付けてしまうとシューズにくい込んで足が外れにくい。初心者の場合は特に注意を要する点である。



 専用ロードシューズに違和感があるのであればMTB用のシューズとペダルを使うと云う手もある。これであれば、それなりに歩く事も可能である。ただ、ペダル自体が小型で、長距離走行をすると疲れる事もある。できれば踏面は広い方がいい。



 ロード用のSPDの頃、アームストロングはPD7400を使っていた。その為シマノもSPD-Rを作らざるを得なくなった経緯がある。



 専用シューズとペダルを使うと云う一番の目的は効率的に踏んだ力を前に伝える為である。シューズの底は硬ければその分踏む力をロスなくペダルに伝えることができる。又、踏み込むだけでなく、足を引き上げる時の力をも使う事ができる。



 最初に使う際にはビンディングの力を弱くして(ほとんどのペダルで固定力の調整はできるようになっている)使う方がいい。そして何度も、何度も入れたり外したりの練習をする事である。馴れてきたら固定力を強くした方が安心して踏み込めるようになる。そうしたら立派なローディーである。

第67回へ続く...

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