カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第67回

清ちゃんのつぶやき(その55)初めてのロードレーサー(3)



 08年モデルも出揃ってきた。雑誌等の新刊号ではさまざまなインプレッションが載っている。初心者であればあるほど関心をもって読んだりする。何度か書いたが、参考にしてもいいが、鵜呑みにしないでほしい。人間、活字になると信用してしまう。新聞や雑誌に載ると本当だと思ってしまう。新聞がうそを書いているとは思わない。事実を書いているだろうが、真実は書いていない。書ききれているとは言えないのである。



 一度、まっさらの頭の中に入った情報は、それを取り払うのに時間がかかる。インプレッションを書く側にしても、そうたいした違いがない自転車の比較ということで、とるに足りないことまで書かざるをえない事だってあるのである。そこら辺のところも頭にいれながら読んでほしい。



 自転車の設計に関わっている人だとトップクラスの選手にはトップクラスの選手に合った設計を、初心者には初心者に合った設計をする。そのために苦労するのである。BBハイトからホィールベース、ヘッドアングルやフォークオフセット、様々な寸法に神経を使う。リヤセンターの、たった数_の決定に何日も費やすことだってあるのである。



 もちろん、設計者の考え方の違いによって、できあがる自転車が違ってくる。それが各メーカーの個性になるのだが、初心者用であれば、どのメーカーでも構わないと思う。アバウトな言い方、アドバイスになっていないと感じられる方もおられるだろうが、最初の自転車は色や形といった基準で選んでいっても構わない。先ずは自分の気にいった自転車を乗りこなすことから始まる。



 これがいいよと言って奨められた自転車でも、自分好みのデザインでないものであれば乗っていてもつまらない。最初の一台は次にステップアップするためのものだと割り切ることも必要である。先ずは乗ってみたいと思うことである。乗っていると、知らず知らずの内に走り方を覚えてくるし、体力もついてくる。そうすると何となくもの足りなくなってくる。その時が買い換えの時期である。



 先ずは走ってみることである。自転車を選ぶという目的は「走る楽しみを感じること」である。自転車は手段でしかない。頭のなかでいろいろ考える楽しみもあるだろうが、走ることである。自転車屋さんからのアドバイスはサイズ的なものだけで充分かもしれない。

第68回へ続く...

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