カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第56回

清ちゃんのつぶやき(その45)スケルトン



 新しいモデルを眺めていると楽しくなる。現車を見て、カタログでスケルトンを見ていると時折、あれっと思う時がある。本当にこれでいいのかな?と感じる事がある。海外のスケルトンのそのまんまではないか、時折、こんな事がある。



 かって、出張に行く時、「おまえ本当に荷物はこれだけか?」と言われたことが何度かある。荷物は少ないほうである。自転車旅行のおかげでもある。その分、現地で調達する。ところが、欧州でシャツ一つ買う時、肩幅が合っても袖が長い。5cmは違う。体型の違いを見せつけられる瞬間である。香港や台湾で買うとそんな事はないのだが・・・



 ヘルメットやシューズの場合も同じである。欧米でそれらを選んでもなかなかぴったり合うものがない。日本には日本仕様が輸入されているのである。アメリカでジロの初期のヘルメットを買った事があるが、どうもフィットしない。日本で同じ種類のものを被ったらぴたりと合う。ネットで海外ものを輸入購入した知人も同じ経験をしている。



 このように海外で売っているものと日本で売っているものは同じブランドでも違うのである。手足の長さ、足の形、頭の形が根本的に欧米人と東洋人では違うのである。当然、フレームのスケルトンも違わねばならない。スローピングがきつくないのに、シート長さの割にトップチューブが長いといったフレームもある。



 最近の若者は手足が長くなってきているというが、それでも欧米人に比べると、もう一歩であるし、皆が長いわけではない。それに若者だけが自転車に乗るわけでもない。輸入商社もその点を考えてほしい。シートピラーは長く出ているのに短いステムを使わざるをえないといった変な自転車ができてしまう。



 昔のようにシートチューブ10ミリきざみでフレームを用意するようなことがなくなった昨今の状況を見るにつけ、自転車選びが逆に難しくなってきた。特にこれから自転車を始めたいといった初心者には神経を使う。体に合っていなくて、「自転車に乗り始めたが疲れてしまい、自転車がきらいになった」等と言われないようにしなければいけない。街中を走っている人達を眺めていても、体に合っていない自転車をよく見かける。何十万もする自転車でも体に合っていなければ何にもならない。

第57回へ続く...

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