カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第137回

清ちゃんのつぶやき(その104)クルマ



 クルマの納税の時期である。毎年のことながら、溜息がでる。クルマとバイク2台分を納めなければならない。持っているだけで税金がかかる。ガソリンにも税金、更に消費税が上乗せされている。維持費だけでも計算すると結構かかっている。ところでクルマだが、休日の時にしか使わないが、もうすぐ15万キロである。今のところサスがへたってきているのは感じるが、ガソリンさえ入れておけば走ってくれる。先日も春需後、霧島の温泉に行き、300キロ程走ってきた。ETC休日割引も平日が休みの身には何ら恩恵に与らない。大体、欧米では高速道路は無料である。税金で作っている道路で更に金をとるなんておかしい。



 熊本に来た頃に古い車が結構走っているなあ等と感じていたが、都会と違い、空気がいいのでエンジンが痛まない。バイクだって、そうだが、エアクリーナーの交換頻度が違う。それに交通事情である。都会では頻繁にゴーストップを繰り返し、なかなか距離を稼げないが、こちらでは郊外にさえ出れば、50キロの間、信号に捕まることがないということだってある。街中渋滞でさえも、そこそこ動いていく。止まったまま10分間なんてない。



 クルマの買い替えも考えるが、今、市場を見ても欲しいという車がない。少し前までは魅力的な車が結構あった。今の若者にクルマが敬遠されているという話を聞く。経済的負担もあるが、魅力的な、どうしても欲しいという車がないのも理由ではないだろうか。見渡すとミニバンが主流である。家族や仲間とわいわいと出かける機会もない身には必要ない。たまにいいなっというクルマもあるが、外車で高価だったりする。軽自動車は結構、バリエーションがあり、面白いと感じるのだが、660ccというのがネックである。使い方を考えると1リットルは欲しい。



 オートバイにしても然り。いや、もっと悲惨かもしれない。車検がいらない250ccのロードタイプのものを買おうかとしても各メーカー、種類が少ない。キャストホィールのものに至っては選択肢がない。かってのように1週間のツーリングに出る機会もないので大きなバイクも要らない。カタログを見てもわくわく感がなくなってきた。それにしても、バイクの方はメイドインジャパンのものが少なくなってきた。クルマも中国製カローラとか東南アジア製とかが輸入されてくるのだろうか?そうなると日本の製造業の形態はかなり変わってくる。



 その点、自転車はいい。税金もかからないし、改造も自由である。なにより自転車や部品の種類が豊富である。フラットバーロード一つにしても、ピンからキリまで、各メーカーの特徴も出ていて、選ぶのも一苦労である。購入に至るまえでには、この苦労が面白いのである。選ぶ楽しみとでも言うのだろうか、あれやこれやと考えて、現物を見、触って、また帰ってから悩む。そんな楽しみのある自転車はやっぱりいい。これから梅雨の時期、外の雨を眺めながら、梅雨明けの自分の走っている姿を想像しカタログを見る。最高ですよ。

第138回へ続く...

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