カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第90回

清ちゃんのつぶやき(その74)新デュラエース



 先の土日、山鹿でツールドコリアの日本ステージが開催された。あいにくの雨であったがレースは無事終わった。今後の話題はこれらの行事を恒例化することである。一つの大会をそれで終わりにしてしまうのか、それを機会にサイクリストのメッカにするのか、行政の意向にかかっている。日本での世界選手権後の宇都宮コースや東京の大井埠頭のように日曜になると誰かが走っている、そんな環境になればと願っている。



 雨の下りで手を離さず変速できる、その恩恵を受けた選手も多かったと思う。そのデュアルコントロールレバーがこのほどモデルチェンジをした。7代目のデュラエースである。実際、触っていないので何とも言えないが、レバーのスリム化はなされていないようである。ただ、異様にグロテスクだった外観はラインが整理されすっきりしてきた。チェンホィルも同様である。



 チェンホィルといえば、ついに5ピンが隠れてしまった。いつか隠れると思ってはいたが、これは時代の流れである。そのうち、5ピンそのものが要らなくなってしまう。昔、ビンディングではないトークリップとストラップを使うペダルの時代、チェンリングを交換する際、ペダルを外さずに交換できるぎりぎりに近い寸法が130ミリピッチだった。



 今の時代、コースやコンディションによってフロントギヤをスタート前に交換するという事も少なくなった。後スプロケを交換するか、ホィールごと交換した方が早いし、フロントアウターを交換する場合にはディレーラーまで調整し直さなければならない。後が10段あれば大抵のギヤレシオは満足させることはできる。レース形態が変わっていけば自ずと部品も変わっていく。



 デュアルコントロールレバーの方だが、横に飛び出すアウターがなくなった事に対して賛否両論あると思う。変速アウターやインナーワイヤーを交換するといったメンテナンス性から言えば従来の方がやりやすい。カンパニョロを使っている人には理解してもらえると思う。ただ、一部のツーリストには歓迎されると思う。フロントバッグを使えるようになったのである。その他ではレースの写真や画面を見て、カンパだシマノだとすぐに分かっていたのが、すぐに判断されなくなってしまう(笑)ことである。



 いずれにしても、新製品が発表された時、開発の人の目は次の次を見ている。商品が皆の目にとまった時には次の開発に手をつけている。それは更に一つ先を見ての開発である。次のモデルチェンジにも期待したいものである。ところで次回はデュアルコントロールレバーをレバーストローク調整でごまかさないで、S、M、Lとブラケット部を用意するといったことをしてもらえないだろうか?野球のグラブみたいな手をした欧米の選手と小柄な日本の女の子では全く手の大きさが違う。握る部分のサイズがいろいろあって然るべきだと考える。

第91回へ続く...

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