カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第41回

清ちゃんのつぶやき(その32)コース



 時折、自転車を買いたいが、どこを走っていいのか分からないとか、県外から引っ越してきたが、どこら辺がいいのか分からないと云った事を話される人がいる。結論から言えば、先ず、自分の住んでいる所の周りからである。北に南に、東に西に、先ずは走ってみる事である。自分のいる地域に何があるのか、どのくらい走ったらどんな所に行けるのかを知ることから始まっていく。



 思い出してほしい、子供の頃、自転車を得た事によって、行動半径が急激に広まった。いろんな所に自分の力で行き、いろんなものを見、様々な体験をした。違う場所に行くことで新鮮な気分になることができた。さらに遠く、さらに面白いものを見つけに遠くへ足をのばしていった。



 初めは幹線道路からだろうが、そのうち、だんだん違う道を発見できるようになる。そうすると道が繋がってくる。幹線道路と並行している道、少し遠回りだが、車が走っていない道、郊外のまっすぐな道、様々な道が繋がる。それらを自分で組み合わせていくうちに、コースの幅が広がっていく。だんだんと自分の脚力に合った、お気に入りのコースができあがってくるようになる。



 それでもおすすめコースが欲しいという場合には、このホームページにも掲載しているコースを参考にしてもらいたい。ただ、走る時もいろいろ観察していけば、また違った道を見つけだすことも出来る。熊本市内を中心に言えば、山鹿までのサイクリングロードもあるし、人吉方面にも最近、新しいサイクリングロードができた。早く走りたい人には少しもの足りないかもしれないが、初心者には自転車入門という形ではおすすめである。もちろん、走り終わった後は地図でどこをどう走ったのかを確認する。よく見ると、他にも道があるかもしれない。



 本来、自転車を得るということは、自由を得るという事である。自分の力で、好きな所へ、好きなコースを通って、自分のペースで走る事ができる。それが自転車のいいところである。そのため、自転車乗りには周囲に縛られたくないという人が非常に多い。特にツーリング系はその傾向が強い。好奇心旺盛な人もたくさんいる。道についても、その沿線のいろいろな店や建物、史跡、結構、皆、知っているし、興味をしめすと知らない道にどんどん入っていく。走るコースも自分で作っていくから面白い。もうすぐ、梅雨明け、新しいコースを作っていけるチャンスです。

第42回へ続く...

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