カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第165回

清ちゃんのコレクション(その38)本



 「ご注文されていた本が届きました」そんな留守電が吹き込まれていた。早速、会社帰りに本屋に寄った。「高い本ですねぇ」受け取り時にそう言われたが、こればかりは趣味の領域、価格はあまり気にしていない。価格は5040円、高いか安いかはその人による。本のタイトルは”カンパニョーロ、自転車の歴史を変えた道具”といったものである。先月末に刊行されているので知っている人も多いのではないかと思われる。



 外国本、同タイトルの日本語版ということで期待はあった。出版元はエイ出版、雑誌、バイシクルクラブを出しているところである。昨年春に”カンパニョーロ完全読本”というのを刊行しており、期待していなかった分、意外と内容がよく面白く読めた。今回はその3倍以上の価格、内容が濃かろうと思いきや期待外れであった。高価な本なので書店に置いてあるとは限らない。立ち読みしようにもできないことが多いと思う。ただ、立ち読みできていても買っていただろうと思う。



 内容的には従来いろんな本で紹介されているものが多い。写真にしても珍しいといったものは少ない。過去から現在までの歴史や変遷といった、カンパニョーロ入門本ととらえるのがいいかもしれない。もし、購入を検討されている方がおられたら、そんな意識を持って頂きたい。少なくともカンパマニアのための内容ではないことだけは確かである。それにしても先の”カンパニョーロ完全読本”は興味深かった。素材から鍛造あがり、研磨や試験機等の製造ラインやトノムラコレクションのディレーラー等、面白く読めた。工場に直接出向き撮影しているから迫力があった。普通は撮れない写真である。今回の本もカーボン部門や樹脂の金型が載っている。この点は興味を持って見た。



 そうそう、少しだが、昔のサイクルスポーツ誌が出てきた。1988年頃のものだが、状態のよい数冊は玉名店に置いて見ることができるようにしてある。実は同誌は創刊号からある。ただ、あまりにも保管に場所をとるので山口県にある知人の実家の繭倉庫に十数年預けておいたことがある。数年前、倉庫を解体し建て増しするというので引き取った。その後、保管場所に困り分散化させ、自宅、実家、知人宅等いろいろな場所に置いていた。その間、一部が湿気や水によって痛んでしまった。



 海外の本もいくつか持っている。欧米では本と雑誌は分けて考えられている。本はブックであり、雑誌はマガジンである。本屋によっては売れ残ったものを店頭で安く販売している事もある。時折、自転車に関する本を見つけることができる。ただ、いつもそうだったが安く買っても持ち帰りに困る。数冊の本だけでも結構な重さになる。空港のカウンターでは重量オーバーにならないか、いつもはらはらしていた。そんなことを思い出す。

第166回へ続く...

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