カガワの自転車
清ちゃんの
オーバーホール日記



第163回

清ちゃんのつぶやき(その123)熊本国際ロード2009



 先週の日曜日、山鹿の方で自転車のロードレースがあった。レース名は熊本国際ロード。韓国や中国、香港選手も参加してのレースである。国内はシマノやアンカー、梅丹本舗や宇都宮プロレーシングチームなどが参加した。寒かったものの、天気は曇りと晴れ、絶好の見物日和となった。昨年、急遽ツール・ド・コリアの日本ステージとして決まり開催された。この時は短期間に決定されたため、広報がうまく伝わらなかった。そして、当日が雨という悪条件のため観客数も少なかった。



 私個人は仕事のため見物には行けなかった。それでも朝、通勤途中、熊本港に向かう道を通るのだが、普通の景色とは違うことに気がついた。いつもの日曜日なら必ず数人、ロードバイクやクロスバイクで走っている人達を見かける。ところがこの日だけは違った。誰一人見かけないのである。皆、山鹿に行ってしまったのではないかと思われた。実際、行った人達の口からは、熊本にこんなにロードに乗った人達がいたのかと思わせる程の数の観客だったという話を聞いた。グループで来たり、一人で来たりとさまざまだったが、多くの自転車乗りが来ていたとのことである。



 山鹿からの帰り、店に立ち寄ってくれたお客さん達がいるが、皆、一応に興奮冷めやらぬ状態だった。初めて見るプロやセミプロの走りは相当の刺激になったようである。トップクラスの選手の走りを目の前にするだけでもいろんな刺激を受ける。普段使っているロードレーサーが本来どのような使い方をされるのか、また、自分の走りと何が違うのか、速く走るためにはどうしたらいいのか、いろんな事を考えたりする。自分もああいったレースに出たいという人も出てくるだろう。



 東京にいた頃は実業団チームをやっていたこともあるし、国際試合も数々見てきた。アマ車連やJCRCの役員もやっていたおかげでレースの雰囲気も数多く体感している。テレビの画面では分からない雰囲気がある。集団が走り去った跡に残る風やマッサージクリームの匂い。周囲の観客達の興奮した空気、実際の場所に行かなければ味わうことのできないことも多い。そんな意味では今回のレース、いろんな刺激を皆に与えてくれたと思う。地方に住んでいるとレース数も少ない。それだけ刺激が少ないために雑誌や他人の口から聞いた偏った考えや走り方といった、おかしな方向に進んでいく人もいる。



 今回よかったのは観客のために抽選会があり、様々な商品が用意された。旅行券や自転車、ウエアとさまざまあったようだが、山鹿賞というのがあり、地元の特産品等がふるまわれた。また、観客のためにと地元特産の野菜を使った”だご汁(じる)”が用意されていたりと地域の協力もあった。来年も開催されるだろうが、前日でもいい、アマチュアのための草レースを前座として取り入れてもらえるならば参加型のレースとして、もっと面白くなるのではないかなと思う。

第164回へ続く...

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